日経サイエンスの3月号は「太陽」の記事を特集しており,その中に「定家が見た赤いオーロラ,古文書が語る太陽の激動」という記事があります.この内容に関連した話が,今月(2月)の駿台天文講座,磯部洋明先生の「(仮題)歴史書から探る太陽活動」で聴ける予定です.予習を兼ねて,ご一読をお勧めします.
この件はすでに,2017年9月の日経新聞の記事で紹介されています.本ブログでも,同年9月25日に紹介しました.またその直前の14日には,9月に起こっためずらしい太陽フレアについて紹介し,またその直後のジュニア天文教室でも紹介しました.
なお,この記事の筆者は,2017年の駿台講座でもお話いただいた中島林彦記者です.
2019年02月02日
日経サイエンス最新号(3月号)記事
posted by 駿台天文中嶋 at 11:48| Comment(0)
| 日記
2018年12月17日
最近の天体写真

12月15日は,駿台天文講座で米山先生の「月と暦」の話を聴きました.「大安」,「仏滅」などから月齢がわかる,ということもわかりました.詳しくは,近日公開の米山先生講演記録をご覧ください.
15日は,ウィルタネン彗星がすばるのそばを通過しました.八王子の自宅のベランダで撮影,すばるとヒアデスの真ん中少し下にかすかに写っています.(クリックで拡大)

夕方には月と火星のランデブーも見られました.これは先月撮影したので,11月16日の写真をお見せします.火星が,月の右側に小さく写っています.(クリックで拡大)
posted by 駿台天文中嶋 at 00:31| Comment(0)
| 日記
2018年06月19日
日経新聞,TESS続報
前回4月18日のブログテーマ,太陽系外惑星探査衛星TESSの続報です.
・前回紹介した成田憲保さんの紹介(6月8日,かがくアゴラ)
・「地球型惑星を『すばる』で探す」(6月17日朝刊)
・「宇宙の生命探し、火星でも」(6月18日,コラムテクノロジー)
などがあります.(無料会員登録で,月10本の記事が読めます.)
また『日経サイエンス』7月号には,「系外惑星探査の新時代」というタイトルでTESS衛星と成田さん達のプロジェクトの詳しい説明が出ています(中島林彦記者).新衛星TESSが次々と発見するであろう系外惑星を,成田さん達のグループが地上望遠鏡で詳しく追跡調査する,というものです.
・前回紹介した成田憲保さんの紹介(6月8日,かがくアゴラ)
・「地球型惑星を『すばる』で探す」(6月17日朝刊)
・「宇宙の生命探し、火星でも」(6月18日,コラムテクノロジー)
などがあります.(無料会員登録で,月10本の記事が読めます.)
また『日経サイエンス』7月号には,「系外惑星探査の新時代」というタイトルでTESS衛星と成田さん達のプロジェクトの詳しい説明が出ています(中島林彦記者).新衛星TESSが次々と発見するであろう系外惑星を,成田さん達のグループが地上望遠鏡で詳しく追跡調査する,というものです.
posted by 駿台天文中嶋 at 09:32| Comment(0)
| 日記
2018年04月18日
太陽系外惑星探査衛星TESS打ち上げせまる.(日経,4月15日)
日経記事はこちらです.(途中までしか見られませんが,無料の会員登録で,月10件まで見られます.)
記事は,TESS衛星の概要,衛星発見の方法,期待される成果,日本からの協力の紹介,などが書かれています.そして,4月16日ころ打ち上げ予定,とありましたが,TESSのホームページを見ると,18日朝9時現在で「あと23時間」という秒読みが出ていました.
記事に名前が出ていた日本の観測チームの成田憲保さんは,駿台北軽井沢夏季講座で2013年にお話し頂いています.また記事には,TESS衛星や,今後のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測で期待される成果として「系外惑星での生命の存在の確認」があるとありますが,これこそまさに「アストロバイオロジー」で,本年度月例講座10月の山岸明彦先生のお話が注目されます.
記事は,TESS衛星の概要,衛星発見の方法,期待される成果,日本からの協力の紹介,などが書かれています.そして,4月16日ころ打ち上げ予定,とありましたが,TESSのホームページを見ると,18日朝9時現在で「あと23時間」という秒読みが出ていました.
記事に名前が出ていた日本の観測チームの成田憲保さんは,駿台北軽井沢夏季講座で2013年にお話し頂いています.また記事には,TESS衛星や,今後のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測で期待される成果として「系外惑星での生命の存在の確認」があるとありますが,これこそまさに「アストロバイオロジー」で,本年度月例講座10月の山岸明彦先生のお話が注目されます.
posted by 駿台天文中嶋 at 09:20| Comment(0)
| 日記
2018年04月10日
4月8日未明,月・火星・土星の集合
4月8日未明の,月・火星・土星の集合を写真に撮りました.
写真をクリックすると拡大します.月の右が土星,右下が火星,画面下部の恒星は いて座の星.(画面左下のイメージは月のゴースト.)
明け方4時ころ,家のベランダで撮影したものです.50mm のズームで撮ったもので,中央部を拡大カットしました.天候に恵まれて大勢の人が撮影したようで,アストロアーツの投稿画像にも何枚か出ています.駿台学園の篠原さんのブログには,篠原さん撮影の写真もあります.
17mm のワイドにすると,木星も写ります(右下写真,右端).中央下の星座はさそり座,明るい星はアンタレスです.
今年の夏は金星も含めてたくさんの惑星が見頃を迎えます.特に火星は,7月末ころに15年に1度の大接近となって,びっくりするほど明るく見えるでしょう.駿台天文講座でも,6月には火星のお話があります.また6789月は,屋上の望遠鏡で,いろいろな惑星の観望会を行います.

写真をクリックすると拡大します.月の右が土星,右下が火星,画面下部の恒星は いて座の星.(画面左下のイメージは月のゴースト.)
明け方4時ころ,家のベランダで撮影したものです.50mm のズームで撮ったもので,中央部を拡大カットしました.天候に恵まれて大勢の人が撮影したようで,アストロアーツの投稿画像にも何枚か出ています.駿台学園の篠原さんのブログには,篠原さん撮影の写真もあります.
17mm のワイドにすると,木星も写ります(右下写真,右端).中央下の星座はさそり座,明るい星はアンタレスです.
今年の夏は金星も含めてたくさんの惑星が見頃を迎えます.特に火星は,7月末ころに15年に1度の大接近となって,びっくりするほど明るく見えるでしょう.駿台天文講座でも,6月には火星のお話があります.また6789月は,屋上の望遠鏡で,いろいろな惑星の観望会を行います.
posted by 駿台天文中嶋 at 14:52| Comment(0)
| 日記
2018年02月11日
銀河の惑星(補足)
昨日のブログ記事への補足です.ここでの「重力レンズ」は「重力マイクロレンズ」というもので,大きな銀河団などのもたらす重力レンズ(参考図)とは異なる現象です.重力マイクロレンズは,図示することはできませんが言葉で説明すると,「小さな天体が,さらに小さな点光源の前を通過する時,一瞬,虫眼鏡のように点光源を拡大する」というもので,どんなに遠方でも小さな天体一個一個の存在を確認することができます.もちろん近くの天体でも起こることで,私達の銀河系の中でも,光を発していない小さな天体が遠方の恒星の前を通過する際にこれが観測されます.このような現象は,もう既にいくつも観測されています.
重力レンズ天文学については,駿台でも何回かお話しいただいた東京大学の須藤靖先生の大変良い解説が こちら にあります.
重力レンズ天文学については,駿台でも何回かお話しいただいた東京大学の須藤靖先生の大変良い解説が こちら にあります.
posted by 駿台天文中嶋 at 11:13| Comment(0)
| 日記