2022年06月08日
「りゅぐう」のサンプルにアミノ酸(第1報)
「はやぶさ2」の成果が出始めました。まずは「アミノ酸」の発見のニュースが、6月7日の新聞で報道されました。関連情報をいろいろ調べてみたのですが、まだどこにも詳しい情報は発表されていないようです。論文などの情報が分かり次第、本ブログでお知らせします。「宇宙でのアミノ酸の発見」の意義はたいへん大きいものがありますが、駿台天文講座でも早急にこれの解説を取り上げたいと思います。
posted by 駿台天文中嶋 at 05:53| Comment(0)
| 日記
2022年05月14日
銀河中心ブラックホールの撮影
急にブログが忙しくなってきました。5月10日のブログに続き、今回は5月13日(金)の日経新聞朝刊の記事の紹介です。内容は、銀河中心にあるブラックホールの(シャドウの)映像が撮影された、というものです。これは5月12日の夜の記者会見で発表されたので、ほかの新聞にも同様の記事があると思われます。なお、より詳しい解説が国立天文台ホームページにありますので、そちらをご覧ください。
実はすでに同様の観測報告が、M87銀河中心のブラックホールについて行われており、これは2019年4月の記者会見で発表されました。これについては、2019年12月21日の駿台天文講座で、プロジェクトメンバーの秦和弘先生にお話ししていただいています。同様の観測とはいえ、今回のブラックホールは宇宙の中では私たちの至近距離にある巨大ブラックホールであり、何かあれば地球にも影響が及ぶ可能性があります。ぜひ詳しい説明を聴きたいものです。
実はすでに同様の観測報告が、M87銀河中心のブラックホールについて行われており、これは2019年4月の記者会見で発表されました。これについては、2019年12月21日の駿台天文講座で、プロジェクトメンバーの秦和弘先生にお話ししていただいています。同様の観測とはいえ、今回のブラックホールは宇宙の中では私たちの至近距離にある巨大ブラックホールであり、何かあれば地球にも影響が及ぶ可能性があります。ぜひ詳しい説明を聴きたいものです。
posted by 駿台天文中嶋 at 16:52| Comment(0)
| 日記
2022年05月10日
日経記事「宇宙誕生『一番星』に迫れ」
5月8日(日)の日経新聞朝刊に、表記のようなタイトルの記事がありました。内容の概略は、以下の通り:
*最近、宇宙誕生後間もない時期の天体(誕生後9億年の恒星、3億年の銀河)が次々に発見された。
*発見された天体は、元素組成や明るさなどが理論値と異なるなど、新しい発見があった。
*このような天体の観測をさらに進めれば、初期宇宙に関する見方が大きく変わる可能性がある。
*2021年に打ち上げられた「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が今夏にも観測を開始し、宇宙の長い歴史の中で空白になっている進化の始まりが解明される期待が高まる。
駿台天文講座では、この初期宇宙の研究について、6月18日には柏川先生の「初期宇宙の観測的研究(仮題)」、また8月20日には記事にお名前のあった播金先生の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡と期待される成果」という講演を予定しています。
*最近、宇宙誕生後間もない時期の天体(誕生後9億年の恒星、3億年の銀河)が次々に発見された。
*発見された天体は、元素組成や明るさなどが理論値と異なるなど、新しい発見があった。
*このような天体の観測をさらに進めれば、初期宇宙に関する見方が大きく変わる可能性がある。
*2021年に打ち上げられた「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が今夏にも観測を開始し、宇宙の長い歴史の中で空白になっている進化の始まりが解明される期待が高まる。
駿台天文講座では、この初期宇宙の研究について、6月18日には柏川先生の「初期宇宙の観測的研究(仮題)」、また8月20日には記事にお名前のあった播金先生の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡と期待される成果」という講演を予定しています。
posted by 駿台天文中嶋 at 15:28| Comment(0)
| 日記
2022年01月22日
宇宙望遠鏡、JWST
1月17日の朝刊の日経新聞に、次世代の宇宙望遠鏡 JWSTの記事がありました。記事は、無料会員登録からこちらで見られます。また、日本天文学会の天文月報では、この 2月号から JWSTの特集記事が掲載されています。宇宙望遠鏡としての性能はハッブル望遠鏡の100倍ということなので、想像を絶する宇宙の発見が期待されます。駿台天文講座でもしっかりフォローしてゆきたいものです。


posted by 駿台天文中嶋 at 15:11| Comment(0)
| 日記
2021年09月08日
講座で聴きたいテーマ(3) 天文学でのAI利用
9月5日の日経新聞に「暗黒物質をAIで探査」という記事が出ていました。(記事は こちら、要会員登録)
光でも電波でも見えない「暗黒物質」は、目に見える銀河の分布から計算で推定するのですが、その際推定のじゃまになる観測ノイズを、AIを活用して効率よく除去するのだそうです。
AIについては近年いろいろな利用が喧伝されていますが、そもそもAIというのはどんなものなのか、どんな風に使うのか、具体例で説明を聴いてみたいものです。あわせて、目に見えない暗黒物質をどのようにして推定するのか、これまでどんなことがわかったのか、いろいろ聴きたいことはたくさんあります。
詳しい説明が、国立天文台の こちらのページ に出ていますが、具体的なことはよくわかりません。
光でも電波でも見えない「暗黒物質」は、目に見える銀河の分布から計算で推定するのですが、その際推定のじゃまになる観測ノイズを、AIを活用して効率よく除去するのだそうです。
AIについては近年いろいろな利用が喧伝されていますが、そもそもAIというのはどんなものなのか、どんな風に使うのか、具体例で説明を聴いてみたいものです。あわせて、目に見えない暗黒物質をどのようにして推定するのか、これまでどんなことがわかったのか、いろいろ聴きたいことはたくさんあります。
詳しい説明が、国立天文台の こちらのページ に出ていますが、具体的なことはよくわかりません。
posted by 駿台天文中嶋 at 11:33| Comment(0)
| 日記
2021年08月28日
講座で聴きたいテーマ(2) ドップラー:その人生と業績
2022年度の「講座で聴きたいテーマ」ですが,その (1) は,前回24日のブログの「初期宇宙」です.今日は(2)です.「ドップラー:その人生と業績」は,天文月報7月号に国立天文台の家正則先生が書かれた記事のタイトルです.

家先生には,2017年11月に駿台天文講座で「エドウィン・ハッブル」についてお話しいただきました.今回の天文月報の記事を拝見して,今度はぜひドップラーについてのお話しをして頂かなければ,と思いました.

クリスティアン・ドップラーは,言わずと知れた「ドップラー効果」の発見者ですが,その論文はいろいろややこしいところがあったため,反対者との論争が絶えなかったというエピソードが家先生の記事に紹介されています.右図はウィーン大学にあるドップラーのモニュメントの写真ですが,このオリオン座は何を意味するのでしょうか.家先生にお聞きしなければ・・・.
家先生には,2017年11月に駿台天文講座で「エドウィン・ハッブル」についてお話しいただきました.今回の天文月報の記事を拝見して,今度はぜひドップラーについてのお話しをして頂かなければ,と思いました.
クリスティアン・ドップラーは,言わずと知れた「ドップラー効果」の発見者ですが,その論文はいろいろややこしいところがあったため,反対者との論争が絶えなかったというエピソードが家先生の記事に紹介されています.右図はウィーン大学にあるドップラーのモニュメントの写真ですが,このオリオン座は何を意味するのでしょうか.家先生にお聞きしなければ・・・.
posted by 駿台天文中嶋 at 14:07| Comment(0)
| 日記