2022年09月19日

木星への隕石衝突

 9月17日の駿台天文講座は、日本スペースガード協会理事長の奥村真一郎先生の「地球接近天体探索の新展開」というお話でした。これは、「チェリヤビンスク隕石」のような災害を未然に防ぐために地球接近天体を常に探索・監視するという「スペースガード」(または「プラネタリーディフェンス」)の研究のお話です。
 今回ちょうどこのタイミングで、「木星表面での隕石衝突の発光現象を捕らえた」という研究発表がありましたので紹介します。発表は、9月14日の日本天文学会秋季年会で、タイトルは「PONCOTSによる木星での巨大衝突閃光現象の発見および詳細観測」でした。この隕石はチェリヤビンスクのものよりも大きかったと見積もられており、このような隕石の存在発見の研究に大きな一石を投じたと思います。(もっとも木星と地球では、小天体存在環境が大きく違いますが。)
 この研究の詳しい紹介が、アストロアーツのニュースページ京都大学の紹介ページ、などで見られます。
posted by 駿台天文中嶋 at 17:33| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: