2020年05月31日

5月31日記事、太陽系外惑星

 駿台天文講座がお休みしている間にも、星の話題は次々と登場しています。31日の日経新聞朝刊に、太陽系外惑星の観測の話題がありました。リンクは こちら
 記事概要は、すばる望遠鏡の新観測装置で系外惑星を観測し、惑星の公転軌道とその母なる恒星の自転方向が一致していることを確認した、というものです。これは、系外惑星に生命の可能性があるかなど、惑星の環境を研究する上で出発点になる重要な情報である、ということでした。
 しかしどうもこの記事だけではいま一つよくわからないところがあるように思います。細かくなるかもしれませんが、どうして母星の自転方向と惑星の公転方向の関係が観測できるのか、またその関係が惑星表面の環境にどのように関わるのか、などです。前者については、5月21日の アストロアーツの解説記事アストロバイオロジーセンターの解説 に説明が出ていますが、「ロシター効果」という現象を利用する観測です。
 実は今回の観測成果のすごいところは、何十光年もかなたの恒星の非常に微妙なスペクトル線のずれを測定した、というところにあります。これは、すばる望遠鏡の大集光力と、新開発の「IRD」という分光器の威力によるものです。「IRD」については こちら をご覧ください。なんとも不思議なスペクトルの図が出ています。
 後者の、惑星環境や生命存在の研究との関連については、今回延期になった井田先生の講演が実現した際に先生に直接質問してみたいと思います。
posted by 駿台天文中嶋 at 15:51| Comment(0) | 日記
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