2019年11月13日

11月8日、朝日新聞夕刊記事、木曽天文台のトモエゴゼン

 標記の朝日新聞記事(webページは こちら)に、東京大学木曽天文台の新観測装置「トモエゴゼン」の紹介が出ていました。(朝日新聞のwebページ記事は、無料会員登録で1日1本、全文を読むことができます。)
 これまでの天文観測は「1時間露出」などというのがあたりまえでしたが、この「トモエゴゼン」は、超高感度CCDカメラを用いて「0.5秒露出」で観測します。これにより、これまでは不可能だった突発的な瞬間現象の捕捉、あるいは高速移動天体の発見、などが可能となり、天文観測に新しい世界が開けます。実際、試験観測を含めた観測期間(1年未満)の間に、すでに3個の地球接近小惑星を、高速移動天体として発見しています。また近年は「高速電波バースト」なる瞬間現象の存在も明らかになり、未知の新たな天文現象の発見も大いに期待されます。
 来年度の駿台天文講座の有力候補です。
posted by 駿台天文中嶋 at 17:58| Comment(3) | 日記
この記事へのコメント
中嶋先生、ご苦労様です。
トモエゴゼンデータ量がすごいので200コアCPUで機械学習されてますが時代が確実にソフトライブラリーと観測ハードの連携になってきた気がしますが、そう考えるのは私だけでしょうか?

P.S
2019/12の秦先生の「ブラックホールをとらえた」楽しみにしています。
本間先生・秦先生他の記者会2019/04/10夜10時JSTに中継がありましたので実際の画像見て感動しました。早速GitHubで秋山先生のPythonのSMILI: Sparse Modeling Imaging Library for InterferometryやMITのKatie Boumanさんのリポジトリー確認と本体のサイトEHT Data ProductsのFirst M87 EHT Results: Calibrated Data First M87 EHT Results: Imaging Pipelines が10 Apr 2019 コミットされましたのでDownload致しました。
また、重力波の検出の発表があったときに今回のブラックホール同様にPythonデータと主要モジュールとTutorialがすぐ公開されたのでデータから実際の波形や見たいものをプログラムして波形に出来たのでとても良かったです。
おかげで重力波そのものの波動(シュミレーション)見たくなりミンコフスキー時空での摂動を使ってダランベシアンを含む波動方程式形式にまで解けたので2次元のリッチテンソルからPythonのプログラムに強引に正弦波、余弦波入れてクワッドポールのプラスとクロスの時間軸での変動動的波形出せました、ついでに位相変えたら電磁波でのダイポールの右旋,左旋(BS放送が4K,8K対応で右旋,左旋使用)に相当する重力波の左右の回転の時間軸での変動動的波形シュミレーションで方程式ではなく画像として見れるのは理解が深まりました。
但し波形や画像が見えた喜びはあるのですが、いささか猫に小判でそれ以上の追及が出来ないので残念です。

Posted by 神子嶋博雄 at 2019年11月23日 11:31
神子嶋様、コメントありがとうございました。
トモエゴゼンの関係者が「データは保存できないのでどのように捨てるかが問題」と言っておりました。
重力波や干渉計については、また12月の講演の後でお話しを伺いたいと思います。どうぞよろしく。
Posted by 中嶋浩一 at 2019年11月23日 23:37
中嶋先生ありがとうございます神子嶋です。
12月の講演楽しみにしています。

データ量に関しては、EHTのM87数日で5ペタバイトもありChris Anderson氏とSheperd Doeleman先生のVancouverでの講演動画を見ていていたらEHTのデータ転送に747(ボーイング747)に勝てる回線はないと冗談言われてました、多分WDのヘリューム充填10TByteのHDDで約500個を専用トレーに分けて入れMax-Planck-InstitutとMIT-Haystackに輸送はそうなると思いました、南極は飛行機が飛べず船でと聞いております。
Posted by 神子嶋博雄 at 2019年11月24日 14:45
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