2016年02月25日

謎の電波の発生源を確認(2月25日付,日経朝刊の科学ニュース)

 これもなかなかの大発見です.東大理学部のサイトに 詳しい解説 が出ているので,ご覧下さい.
 新聞の報道は「宇宙から届く謎の電波 50億光年先の銀河で発生 東大など すばる望遠鏡で特定」というものでした.「謎の電波」とは,数年前に発見されて話題になっていたもので,正式には「高速電波バースト(Fast Radio Burst=FRB)」と呼ばれるものです.これは,千分の数秒という短時間のパルス電波が,ピカッと一発だけ観測されるもので,まったく原因不明でした.しかしその特徴的な振る舞いから,宇宙のはるか遠方から来るものではないかと考えられていましたが,今回それが「すばる望遠鏡」で確認されたというわけです.
 それでもまだ,そんなパルスがどのような天体からどのようにして放射されるのかは,まだまだわかっていません.一つの仮説として「連星中性子星の合体」なども考えられていますが,これはまさに先日の重力波と同様な現象であり,天文学の新しい時代の幕開けを感じさせるものです.
posted by 駿台天文中嶋 at 17:34| Comment(0) | 日記