2015年08月31日

彗星探査機ロゼッタ

冥王星の探査機に続き,またまたすばらしい探査機の成果が出ています.チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の探査に成功した探査機ロゼッタと,着陸モジュールのフィラエです.8月27日(木)のNHKコズミックフロントでも紹介されました.(9月2日,午後11時45分再放送)
冥王星のニューホライズンズは,アメリカ,NASAの打ち上げた探査機ですが,ロゼッタは欧州宇宙機関,ESAの探査機で,打ち上げはロゼッタのほうが2年早く,2014年でした.それから10年経った昨年11月に,チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着,着陸モジュールのフィラエの着陸にも成功しました.
これが本年8月になってまた話題にっているのは,彗星が太陽にもっとも近いところ(近日点)を通過してフィラエのデータが再び得られるようになったからです.フィラエは,着陸に成功したものの日陰の部分に入ってしまい,太陽電池が働かなくなっていたのでした.それが近日点で陽が当たるようになったのです.
ロゼッタの新聞記事はなかなか見られないのですが,日経新聞の電子版で検索すると,いろいろ詳しい説明が見られます.電子版,ライフの「ナショジオ」というところに8月23日に解説が出ています.また,電子版,テクノロジーの「新技術&科学」の8月19日もよく書いてあります.

posted by 駿台天文中嶋 at 18:04| Comment(1) | 日記

2015年08月23日

「戦場に輝くベガ」の上映と「兵用天文学」の講演

8月15日,ちょうど終戦記念日,月例講演会で天文学と戦争のかかわりのお話を聴きました.
「戦場に輝くベガ」はプラネタリウム上映番組をリメイクしたものだったので,スクリーンの投影画面では星空が少々窮屈でしたが,趣旨はよく伝わったと思います.天文学は何百光年も彼方の星を研究する学問であって地上の争いには関係がない,と思っていたのがあのような形で戦争にかかわっていた,ということがよくわかりました.
ところでよくよく天文学的に考えてみると,あの「高度方位暦」というのは大変よくできていたのではないかと思います.暦に掲載されていた基地や島の近くでは,あれを利用すれば簡単に現在地が計算できます.もう一つ,あの暦の計算を女子学生が計算尺などで容易に計算できるために,天文学者はどのような計算式を編み出したのか,これにも興味があります.三角関数などもあるのでそんなに簡単ではないと思うのですが・・・
posted by 駿台天文中嶋 at 12:36| Comment(0) | 日記

2015年08月09日

8月15日(土)月例講演会,関連ニュース

 8月15日(土)月例講演会は,山梨県立科学館のプラネタリウム上映映画として制作された短編映画「戦場に輝くベガ」に関連したお話で,「兵用天文学の展開 ― 『戦場に輝くベガ』に描かれた現実」(講師:山梨大学,高橋智子先生)を聴きます.映画も上映されます.(詳細は こちら
 「戦場に輝くベガ」について,8月13日朝のNHKおはよう日本(7時台の全国版)にて取り上げられる予定,とのことです.お知らせまで.
posted by 駿台天文中嶋 at 11:45| Comment(2) | 日記