2017年10月19日

NHK 19日夜、コズミックフロント、2014年の再放送、重力波を探せ

 前回のブログで、今回の大発見について田中雅臣さんが毎日新聞でコメントしていたと書きましたが、田中さんはこの NHKのコズミックフロントにも出ていました。放送は19日夜でしたが、実はこれは3年前のものの再放送で、まだ重力波の発見以前のものでした。ところがこの番組の中で、田中さんが今回の大発見(中性子星の合体)のことを正確に予言しているのです!再度駿台学園でお話して頂かないわけには行きません。
posted by 駿台天文中嶋 at 23:57| Comment(0) | 日記

2017年10月17日

前回のブログの通りになりました ー 10月17日各紙朝刊記事

 前回のブログ(10月8日)で重力波のノーベル賞について報告し,また重力波の4回目の観測についても言及しました.そしてそこで,「これで他の観測(可視光や電波,X線など)との同時観測が可能になれば,まったく新しい天文学分野が開かれることになると思われます.」と書きましたが,さっそく実現してしまいました!それも,その4回目の観測のわずか3日後,8月17日だったということです.天文学の新分野が急展開を始めました.
 今回の重力波は,これまでのブラックホール合体とは異なって,もっと軽量の「中性子星」の合体だということでした.当然,以前よりも近距離でなければ観測できないのですが,ブラックホールの合体が10〜20億光年であったのに対し,今回は1億3千万光年だということです.だんだん近づいて来ました.
 重力波観測装置LIGOのニュースページは こちら, LIGO やイタリアの Virgo で構成される研究グループ LSC のニュースページは こちら
 また今回は,冒頭にも書いた通り,他の観測(赤外線やガンマ線)も行われ,ハワイのすばる望遠鏡でも観測しました.すばるのニュースは こちら. 毎日新聞の紙面でコメントを述べている国立天文台の田中雅臣さんは,前々回のブログでも書きましたが,駿台天文講座で昨年の7月16日にお話しをしていただきました.

 ついでに,前日の16日の日経新聞朝刊の記事「宇宙解明へ 素粒子を追え」についてもコメントします.ここで取り上げられている「ニュートリノ天文学」もまた,重力波と同じように全く新しい天文学を切り開くものです.重力波天文学が,最初の観測から2〜3年の内にこのような猛烈なダッシュを始めてしまったのに対し,ニュートリノ天文学は小柴さんの最初の観測から30年経っても後続の観測がありません.しかし16日の日経新聞の記事によると,現在のスーパーカミオカンデよりもさらに大型のハイパーカミオカンデの計画も始まり,また同様な装置が米国では既に建設も始まっているということです.これらの装置が稼働を始める2026年ころにはニュートリノ天文学もダッシュを始めることでしょう.
 ハイパーカミオカンデのホームページは こちら,また米国の計画 DUNE のホームページは こちら
posted by 駿台天文中嶋 at 12:03| Comment(0) | 日記

2017年10月08日

今年のノーベル賞,日経新聞10月8日(日)朝刊

 今年のノーベル賞の,物理学賞,化学賞,生理学・医学賞について,たいへん要を得た解説が日経に掲載されています.物理学賞の重力波については,このブログでぜひ取り上げなければならないと思っていたのですが,たいへん良い解説が出ていますので,これを紹介してお茶を濁すことにします.記事の書き手は,10月に駿台月例講座でお話しいただく中島林彦記者です.
 重力波は,この8月14日に早くも4回目のイベントが観測されました.LIGO グループの解説記事は こちら.今回の観測の特徴は,初めてイタリアの観測装置 Virgo が観測に参加した,ということです.おかげで3箇所での観測が可能になり,重力波発生源の天球での位置がかなり絞り込まれたようです.これで他の観測(可視光や電波,X線など)との同時観測が可能になれば,まったく新しい天文学分野が開かれることになると思われます.日本の KAGRA の1日も速い完成が待たれます.
posted by 駿台天文中嶋 at 11:45| Comment(0) | 日記

2017年10月06日

「超新星爆発」半日後の姿を見た 東大チーム観測(朝日新聞デジタル,10月6日)

 「重力波,ノーベル賞」のニュースが今最もホットなのですが,それはさておいて今回はとりあえず朝日新聞の別の記事の紹介です.記事本体は こちら で見られます.また本論文のアブストラクト(英文)は,雑誌ネイチャーのページ で見られます.
 報告内容は,「すばる」望遠鏡で超新星を観測していてたまたま爆発直後(約半日後)のものを捕らえた,ということのようです.このような観測は前例がなく,得られた貴重なデータから超新星爆発のメカニズムに関していろいろな発見があった,ということです.
 観測・解析のチームで中心になって活躍している田中雅臣さんは,駿台天文講座で昨年の7月16日に超新星のお話しをしていただきました.
posted by 駿台天文中嶋 at 16:23| Comment(0) | 日記

2017年09月25日

江戸時代のオーロラ絵図(日経,9月21日)

 記事の書き出しは,「江戸時代の1770年に、太陽の爆発現象によるとみられる史上最大級の磁気嵐が発生していたとする解析を、国立極地研究所などのチームが21日までにまとめた。京都市でオーロラが見えたという古文書に残る絵図が、計算で再現した見え方と一致した。」というものです.また国立極地研究所のホームページの解説は,「極地研の片岡龍峰准教授、国文学研究資料館の岩橋清美特任准教授は、江戸時代の古典籍に残る記録から、明和7年7月28日(1770年9月17日)に史上最大の磁気嵐が発生していたことを明らかにしました。」となっています.
 オーロラが見えるということは,前回,9月初めの記事のような「太陽面の大爆発(フレア)」があったということですが,この時の爆発の大きさは,今回のものよりも10倍も大きく,史上最大規模だったのではないか,とされています.NHKの解説の動画もあります.
 太陽の爆発とオーロラについて,前回のジュニア天文講座で少し紹介しましたが,次回もう少し詳しく報告したいと思います.また極地研の片岡龍峰先生にも駿台で講演をお願いしたいと考えています.
posted by 駿台天文中嶋 at 17:25| Comment(0) | 日記

2017年09月14日

大きな太陽フレア

 9月7日以来、たびたび新聞記事に取り上げられていますが、このところ太陽面で大きな爆発(太陽フレア)が発生しています。10年に1度くらいの大規模なもののようです。
 駿台学園のジュニア天文講座では、毎回太陽活動に注目していますが、ジュニア講座開始以来、こんなに大きいのは初めてです。16日のジュニア講座で、今回の9月5〜10日の爆発の模様を紹介します。
posted by 駿台天文中嶋 at 15:16| Comment(0) | 日記